別荘の修理

別荘のどこかが、すでに悪くなっている可能性があるのではないかと思った。となると、家の修繕が必要になってくる。大掛かりなことは出来ないけれども、小さなことなら出来るだろう。どういった部分に修繕が必要で、それには何がいるのかは行ってみないとわからない。しかし、別荘の管理をするわけだから、一通りのものを備えておいたら慌てずにすむだろう。さて、何を買っておくといいだろう?

別荘の壁のひびを直したい時は、パテがあると便利だ。パテを練るときに、絵の具をちょっと垂らして、壁の色に近づける。練りあがったら、パテをパテベラでひびに塗りこむのである。乾けばそれでひびは目立たなくなる。

別荘の柱や組木から、樹液が滲んでいる場合は、木をかえたほうがいいわけだけれども、場所によっては素人では無理だろう。ただ、出来る場所もあるのである。それは、床と壁の間にある巾木と呼ばれる木で、床を剥がしたら、はめかえられるようになっているのである。ただし、ここの部分は、床を剥がすという作業があるので、持ち主である知人に相談するのがまず先決だと思われた。

別荘のパイプが傷むこともある。考えてみるとこれも素人では無理そうだ。意外と、家の修繕は難しい。そういえば、義務教育に関数の項目を入れるよりも、家の修繕を入れた方が実際使えると言った人がいるようだが、実にいい意見だと思う。例えば、タイルの補修が出来たら、風呂場は大分長持ちするし、キッチンも傷みにくくなる。というのも、タイルがひび割れ、水が隙間から入るようになってしまえば、柱木が常に水にさらされ、腐りやすくなってしまうのである。逆に言うと、タイルさえしっかりさせていれば、家の保ち度は上がるということなのである。

別荘のちょっとした修繕をするのに必要な道具は、パテとパテベラ、後は日曜大工道具セットあたりでよさそうだ。それ以外は、修繕が必要になった時に順次、買いに行くことにしよう。それにしても、こうして、少し考えるだけで、別荘の管理が大変であるのに気づく。ただ住むだけでは行かなさそうなので、気を引き締めていこうと思った。とは言え、近所に秘湯もあるようだし、楽しみの部分も多いだろう。