別荘を管理して欲しいと考えるとして、自分なら別荘をどうしておいて欲しいだろう? やはり、綺麗にしておくことが最もいいことなのだと思った。常に掃除してある家は、空気まで新鮮に感じることが出来る。おまけに、掃除というものは、やりはじめは面倒くさいがやっている最中に段々楽しくなってくるのである。掃除が終わって、ピカピカに磨かれた中で、ビールをいっぱい飲むのは、最高に愉快である。
別荘の掃除の前に、しないとならないことがあることを思い出した。つまり、引越しをした時でもまず第一に気を止めること。すなわち、害虫の退治である。別荘が建っている場所は、緑豊かな場所なのだから、相当に虫がいることだろう。
もし、別荘が長く使われていないのなら、蜂が巣を作っている可能性さえある。蜂退治はさすがに素人の自分では無理だと思われたので、もし蜂の巣があったら、その時は専門の業者に頼むことにした。素人の自分でも出来る虫退治となると、やはり、ゴキブリ・ハエ・シロアリ・イエダニあたりだろう。
別荘の害虫退治をするために、いろいろと調べてみると、害虫退治用の薬剤がたくさん販売されていることに気が付いた。面白いのは、害虫がどこに巣を作っているかがわかるというもので、それを使って巣の位置を把握してから、近くに薬剤をまくと、効果的に退治できるというのである。世の中の発展には時折驚かされる。いつのまにこんなすごいものが出来たのだろう。
別荘へ行く前の買い物リストに、面白そうなので、それを使用してみることにして書きとめた。害虫退治を調べていると、ついでに、害獣についても書いてある。ねずみやヘビやイタチという名前を見て、ああ、これも必要かもしれないと思った。緑豊かな場所だと出てきそうだからである。むかぁしテレビで、タレントが近畿圏に別荘を作ったら、近くで熊と出くわして驚いたと言っているのを聞いたことがある。いくらなんでも熊は出てこないだろうけども、いたちあたりと出くわすことはあるかもしれない。実は、いたちは見た目がかわいらしいと思っていたので、これが出てきたらやばいと思った。なぜなら、うっかり餌をやって、いつのまにか飼っていそうだからである。